隆峰詩集

 権力者

窯の奥深く

残された耳付蓋

何故

君がそこにいるのかわかっているかい

僕の思い通りになっていないということを

君は知っておくがよい

遠からず君をだきあげて

思い切り地面になげつける

それは他の君の仲間への見せしめでもあり

君自身への鉄槌でもある

僕の思う通りならない者は

新たな運命が待っている

僕は最大の権力者

詩誌「のぎく」122号掲載